『期待』と『信頼』の違い
プライベートもですが、特にビジネスシーンで多く使われている『期待』と『信頼』
『期待してます』とか『信頼してるよ』という言葉は、よく聞くのではないかと思います。
僕は、相手から『期待される』のは、正直嬉しいです!
これまでの成果や能力値などを見てもらって、『こいつに頼めばできそうかな?』と思ってもらえたからこそ『期待されている』と思うと、『頑張るぞ!』とか『期待に応えよう!』と気持ちも高まります。
もちろんこれは、自分と相手との信頼関係も大事です。
日頃からの関係性があまりない人や、そもそも関係が悪化している人に『期待してます』と言われても、『お、おぅ・・・』ぐらいな反応になってしまいます。
それでも『期待される』という事は、嬉しい事でもあるのですが、問題は『期待している側』です。
僕は期待をして頂いても、必ずしも100発100中で、しかも毎回100%の結果が出せているわけではありません。
100%の時もあれば120%の時もあったり、時には期待に応えられない半分の50%にも満たない結果になってしまう事もあります。
そんな時は『期待してもらったのに申し訳ないな・・・』と猛省します。
ただ、そこで相手から言われる言葉は
- 『期待していたのに』
- 『がっかりだな』
- 『もういいや』
などと言われた事があります。
いやいや、ちょっと待てよと。
期待して頂いたのは正直に嬉しい。
そして、その期待に応えられなかったのは本当に申し訳ない。
ただ、勝手に期待しておいて勝手にがっかりするのは、おかしくないかと思うんですね。
僕は、人が相手にがっかりする時って『自分が思っていた期待を、相手が超えなかった時』だと感じます。
でもそれって、自分が勝手に相手へ期待して、その結果が期待した通りに出なかった事に、勝手にがっかりしているだけなんですよね。
相手からしたらいい迷惑です。
それであれば、『相手に期待する』ではなく『相手を信頼する』ほうが、自分にとっても相手にとってもいいのでしょうか?
僕は、期待とは『相手をコントロールすること』で、信頼とは『相手の自立を尊重すること』とイメージしています。
期待をしてしまうから、結果がでなかった時にがっかりする。
これは、期待した相手が自分の思い通りにの行動と結果をコントロールしています。
しかし、信頼していれば、相手が何をしようと、どんな結果であろうと、相手が自分で考え行動したことを尊重し、否定せずに認める事ができます。
逆を言えば、相手を信頼していたのに、その結果にがっかりするようであれば、それは相手を信頼していたのではなく『期待していた』のではないでしょうか?
『期待している』という言葉が悪いわけではありません。
ただ、『期待している』という人の多くは、言っただけでその後なんのフォローもせずに、結果だけ見て評価していることが多いなと感じます。
『期待している』のであれば、相手の結果に結びつけるようにフォローをする。
『信頼している』のであれば、相手の自立した行動と結果に文句を言わない。
ただ、どちらであろうと、そこにはお互いの信頼関係が必要です。
あなたは相手に『期待していますか?』
それとも『信頼していますか?』
もしくは『期待されていますか?』
それとも『信頼されていますか?』
ではまた!
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