『話下手は聞き上手』は本当か?
今回はタイトルの通りなのですが、結論から言うと
そんなことはない
が僕の考えです。
理由は3つあります。
- 意味のある無言と、意味のない無言がある
- 聞き方にもスキルが必要
- 話せない人は聞き出せない
一つづつ説明していきますね!
意味のある無言と、意味のない無言がある
以前に本で読んだことがあるのですが、『話が下手な人は自分から話せないので、相手の話を聞くことができる』という内容でした。
これについては、納得する部分と僕の考え方と違うなと思う部分がありました。
話をするというのは、二人以上の人がいるからこそできるコミュニケーションです。
基本的には、どちらの人も同時に自分の話をするだけだと、会話やコミュニケーションは成立しません。
だからこそ、自分から話ができない人は沈黙しているので、相手の話を聞きやすい、というのは納得できる反面、沈黙(無言)にも意味があるものと、ないものがあります。
例えば、相手が自分の話をしながらも、あなたの話すタイミングの要所要所で自分の発言をやめてしっかりとあなたの話しを聞いてくれているのと、冒頭から何も喋らず、ただただ聞いているのとでは、同じ無言(沈黙)でも意味合いが変わります。
ずっと無言の人がいたら、さすがに『何だこの時間は?』となりますよね。
だからこそ聞き方にもスキルが必要になります。
ただ相手の話を聞いていればいいのではありません。
『聞く』ではなく『聴く』
違いについては色々なところで出ていますが、僕なりの違いは『相手を本気で知ろうと興味があるか?』だと思っています。
相手に興味がないと、ただ声が耳に入ってくるだけの『聞く』になってしまいます。
そしてそれは顔や姿勢などの態度に出ます。
しかし、相手の事を本気で知ろうとし、悩みの話であればどうしたら一緒に解決できるかを考え、内容を真摯に受け入れる。
その時の目線・姿勢・態度・相槌・心、これこそが『聴く』という事だと、僕は考えています。
しかし、よくある事として、こちらが喋っているのに、『いや、それは違うよ』とか『そんなのまだいいじゃん。俺なんてさ』と間を割って話してしまう人、または相手が話しているのにその話を遮って自分の話をしてしまう事はないでしょうか?
意外と人は人の話を聞いているようで聞いていない事が多いです。
だからこそ聴くスキル、『傾聴スキル』は必要になります。
そして『話せない人は聞き出せない』というのは、先程の意味のある無言と意味のない無言に近しいのですが、ただ黙っているだけでは相手は不快感。不信感を頂きやすくなり、むしろ話をしてくれない場合があります。
話せるけどあえて話さない『無言』と、話せない『無言』は違います。
相手に話してもらう為には、話を引き出す聞き方のスキルが必要になります。
適切で相手が話しやすい質問や聞き出す言葉があるからこそ、相手は話してくれて、その話を聴くことでコミュニケーションは成立します。
つまり、聞き出す事とコミュニケーションを取るという事においては、話すスキルはあるに越したことはありません。
では、話す事が得意ではない人は何もできないかと言うと、そんな事はありません。
話すことは難しくても、真剣に相手の話を『聴く』事はできます。
これは先ほど述べた『傾聴スキル』です。
だからこそ、もし話すことが苦手なのであれば、最初に相手に『私は自分から話をするのが苦手なタイプです、でも、あなたを心の底から知りたいと本気で思っているので、ぜひお話を聞かせて下さい!』と伝えることがオススメです!
これは何をいいたいかと言うと、自分が苦手なことを先に相手に伝えることで自己開示になり、相手もその前提のもとで話しをする事ができます。
話してくれた事・内容・そして一緒に何ができるのかを考えながら、真剣に相手と向き合い傾聴する。
人は意見が欲しい時もあれば、ただただ自分の話を聞いてもらえるだけでも救われる時があります。
話を聴くだけでも、人の役に立てる時もあるのです。
傾聴スキルを一人ひとりに持ってもらえたら、みんなが相手の話を聴けて自分の話も聴いてもらえて、素敵なコミュニケーションが取れる世界になれると想っています。
あなたも、傾聴スキルを磨いてみませんか?
ではまた!
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